予選はヴェッテル、ハミルトン、ウェバー。
ヴェッテルから１０ポイント差のアロンソは予選９位で絶体絶命と思ったら、グロージャンとマッサがギア交換降格で結局７番手スタートで希望をつなぐ。

マッサのギア交換。あからさまにアロンソをスタートに有利な奇数列にするための三味線だけれども、ルール上問題ない。この辺のやり口を面白いと思うか、つまらないと思うかが、Ｆ１ファンの一つの分かれ目だろう。私は腹抱えて笑った。

決勝はハミルトン、ヴェッテル、アロンソ。
コース上でウェバーとヴェッテルを追い抜いての勝利、今回のレースに関してはハミルトンとマクラーレンの組み合わせが最強だった。

まぁハミルトンに限らず、今回はコース上でのバトルが結構多めだったように思う。バトンの「このコースではオーバーテイクは少ないのではないか」のコメントとは何だったのか。
というか、バトンがオーバーテイクはないと言ったらオーバーテイク続出とか、今年の別のレースでもあっただろうと。バトンのレース展開予想、ちっともあてにならない。

相棒を前に行かせるために自らペナルティ受けて降格、その後に怒涛の追い上げで４位入賞するマッサはセカンドドライバーの鑑。
相棒の盾になることもなく早々とリタイア、最終戦までもつれ込ませて相棒のチャンピオン争いをドラマチックに盛り上げるウェバーはセカンドドライバーの鑑。